『堂々私のベスト5入り!』
吸い込まれるような映像美、心が震える音楽、ドラマの切なさ、出演者たちの美しさ、丁寧に作り上げられた一コマ一コマ。四季シリーズの完結にふさわしい作品でした。シンプルかつドラマテイックな編曲でピアニストのチェハが弾く「いとしのクレメンタイン」が波のように私の心に何度も感動を運びました。彼の手から流れるクラシックの数々の名曲、チェハさん自身の歌う「FLOWER」がムード満点で胸が熱くなります。それにしても、4作品に必ず登場する「片思いの報われない男たち」の切なさは、筆舌に尽くしがたいですね。春のワルツでは、ピアニストでもあるかっこいいマネージャー、フィリップ役のダニエル・へニーのウンニョンを想う姿が、温かくて、優しくて、悲しくて。私なら、こっちの方にころりと参ってしまいそうですわ・・・。ユン監督作品では主人公の脇で織りなされる、もうひとつの愛が大切な要素になっていますね。私の大好きな韓国ドラマ、ベスト5に入る作品でした。皆様もぜひどうぞ。